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CATEGORY : 読書感想文
2011-10-30-Sun
鱗姫
鱗姫―uloco hime鱗姫―uloco hime
(2001/03)
嶽本 野ばら

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凄く面白かったけど装丁が禍々しいだけのことはある本でした^^
良くも悪くもショックを与えてくれる野ばらさんの極論はとても好きです。

美意識を持って生きることは、今の時代においては最も反逆的な行為
生きる為には希望なんて必要ない。生き物はそんな高級なものがなくても存在し続ける。
真に理解していれば、相手を認めていれば人は人に優しくなんてなくていい。
差別をされたものは差別をされたものとしてのアイデンティティを築くことが出来る。

どっちが正しいとかどっちを信じるとかじゃなくて
ただ視野を広げたい、いろんな可能性を考えてみたいので極端なものには目がありません。

ラストの展開は最近「アダムとイブ」について敏感になっている私にはタイムリーすぎて涙しました^^
聖書を少し読んだ限りでは二人の罪がはっきり罪だとは思いませんでしたが
こうして現代の話に置き換えてみると、確かにアダムは優しすぎて狂ってるなあと。
いや優しいんじゃなくて弱い・・・弱すぎるからとんでもないことが出来てしまうのかー
しかし自分よりも恋人よりも他人を優先するというのも意味がわからんし
逆に一度罪を犯してしまえば後はどうにでもな~れっていう気持ちはよくわかるし
私もいつか狂うだろうからその前に何とかピリオドを打ちたいものですが
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