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CATEGORY : 読書感想文
2012-12-30-Sun
ガーデン
ガーデン (クイーンの13)ガーデン (クイーンの13)
(1996/02)
近藤 史恵

商品詳細を見る

帯の「狂気の庭」という言葉には裏切られた気がしますが^^、
幾つかの興味深い発想に出会えたので読んで良かったです。追記にメモしとく。

シェイクスピアのことはよく知りませんが、「もし邪な心がこれほど美しい宿に潜んでいるなら、正しい心も
黙って見過ごしはしますまい、争ってそこに棲もうとするに違いない
」っていう素敵な言葉の作者なんですね!

なんか、読書の楽しみ方が他人と関わる時の姿勢に似てるなあ。
活字を追うのは苦手なので疲れるんですが、たとえつまらない作品でも
数百ページめくれば必ず1つは収穫があるからと、睡眠時間を削ってしまう。
たったこれだけのメリットの為に、馬鹿馬鹿しい!と思いながらまた手を伸ばす。

・自殺について考えることは、神様にお祈りすることと、少し似ていた。
 わたしはぐじゃぐじゃになったものを整理するために、死ぬ、という観念を利用しただけなのだと思う。

・我慢をやめてしまうと、わたしはからっぽだった。

・わたしは別に無茶をしているわけじゃない。ただ、確かめたいだけなんだ。
 美しいことは、本当にいつまでも美しいのだろうか。
 形のないものはどれだけ強固なのか。
 そして、人は絶望で死ぬことがあるのだろうか。

・世界でいちばん卑怯なことは、他人のせいにすることだと思う。
 傷つけたのは他人でも、その傷を抱え持っていたのは、自分だ。
 自分の収支決算は、自分でするしかないのだ。

・いいことではないけれど、本当のことだ。
 本当のことを経験したからわたしが悪くなった、なんて言う人は、この世のことを馬鹿にしていると思う。
 そんなことが起こらなければよかったと思うことはあるけど、起こってしまった限り、
 それは尊重しなきゃならない。それが起こったということは、決して消せないのだから。
 消せない記憶の重さを考えもせず、かわいそうに、なんて言われると鳥肌が立つ。

・「だから、樹も睡眠不足になるって言ったの。あんな風に、電気をつけられると」

・「自分を過小評価することも、傲慢だよ」
 「特別の人間になりたいんだろう。だから自分をそんなふうに虐めるんだ。
  特別の人間になりたい、と思うのは傲慢じゃないのかな」
 「特別だとは認めてもらえなくても、きみが他人を愛しているくらい、他人もきみを愛してくれている」

・「生まれてから今まで、正しい判断をしたことがないような、気がするよ」
 「正しい判断をしたときはね。どこで決断をしたのか、あとで悩むことがないからですよ。
  間違った判断しか思い出さないから、そんなふうに思うんです」

・「想像力の欠けたものが、犯罪を犯すのだと思います。人を殺すとどうなるのか、
  ちゃんと想像できるものは殺人者になどなりませんよ」

・きみは世界にわずかしかない、不幸でないことを知っている。

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